- ホーム
- アート
- シネマ気分
MOVIE 2017.11.20
アイス・エイジ
Ice Age|アメリカ映画(2002)
監督:クリス・ウェッジ、カルロス・サルダーニャ
原作:マイケル・J・ウィルソン
ファミリーで楽しむ、冬の友情物語。
子どもが3歳くらいになると、好きなキャラクターとかアニメとかって決まってきますよね。我が家の長男は、王道の仮面ライダーや戦隊モノはもちろんですが、シンプソンズやスポンジボブなどのアメリカ系アニメも好きでした。ディズニー系も観せたいなって、ミッキーとかにチャレンジしてみたものの興味を示さず。そこでちょっと路線を変更して薦めたのが、20世紀FOX制作の「アイス・エイジ」でした。気難しい性格で情深いマンモスのマニー(Manfred Manny)、お調子者で自分のことが最優先なナマケモノのシド(Sid)、冷徹だけど情のあるサーベルタイガーのディエゴ(Diego)、物語には無関係だけどちょいちょい出てくるリスみたいなネズミみたいなスクラット(Scrat)の動物たちと、ピンクちゃんと呼ばれる人間の赤ちゃんの物語。2万年前、氷河期を前に南へ大移動する動物たち。しかしマニーだけは、なぜか北に向かっていた。同じころ、家族に置いて行かれてしまったシドは、サイたちの怒りを買い、襲われていたがマニーに助けられる。マンモスと一緒なら安全と思ったシドは、この出会いを機にマニーと行動を共にすることに。強いものと一緒なら大丈夫的な安易な考えから序盤の物語はスタート。いろいろあって元は敵だったディエゴも加わり、ひょんなことからピンクちゃん(赤ちゃん)を親元まで連れていくことに。簡単にいえば、友情と家族愛の物語なんだけど、随所に展開される氷河期ならではのアクションがハラハラわくわくさせてくれます。氷の洞穴に入ってみたら氷の滑り台でジェットコースターが始まってみたり(うちの子は、このシーンがお気に入り)、雪山を滑走してみたりとスピード感ある展開が子ども心をくすぐるらしい。子ども向け映画って、単調なストーリーで大人は飽きてしまうケースがあるけれど、この映画は涙を誘う展開もあったりとファミリーで楽しめます。子どもが大人になっていく過程で大切なことを教えてくれる動物と人間の物語。2016年公開の「アイスエイジ5/止めろ!惑星大衝突」まで、全5作品がリリース中。